富山大学(和漢医薬学総合研究所)において、
ジオスゲニンを用いた、臨床試験始まる

富山大学(和漢医薬学総合研究所)において、ヤマイモに含まれる成分ジオスゲニンを用いた、臨床試験が始まりました。2016年には、健常者に対する臨床試験が行われ、認知機能全般に亘って、機能が向上・改善することを確認、それに基づき機能性表示食品の「ジオスゲニン・ゴールド」を開発、現在レジリオ社で販売しております。

今回の臨床試験は、軽度認知障害、軽度アルツハイマー病の方々を対象にしており、過去に例のない、新しい画期的なタイプのアルツハイマー治療薬の誕生が期待されています。


2021年4月3日東田先生のお写真とともに富山新聞に大きく掲載されました。

現在日本でアルツハイマー病の治療薬として使用されているのは4種類あります。
そのいずれも、残念ながら根本的に認知症の進行を止める働きはなく飲んでいても最終的には認知症は進行し、また劇的な改善をもたらすものでもありません。

治療薬4種のうち

ドネペジル(日本での商品名 アリセプト)、
ガランタミン(同 レミニール)、
リバスチグミン(同 イクセロンパッチ・リバスタッチパッチ)の三つは、

アセチルコリンという神経伝達物質が減らないようにする薬(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬)です。

 
 
メマンチン(日本での商品名 メマリー)は、NMDA受容体拮抗薬です。
NMDA受容体は、グルタミン酸という神経伝達物質の受け皿です。アルツハイマー病では、脳の中でグルタミン酸の働きが乱れ神経細胞に障害をもたらすといわれています。メマンチンはグルタミン酸の働きを抑制することを目的とした薬です。


そのいずれとも全く異なる、現在まで例のない治癒を目指すアルツハイマー治療薬に繋がるものとして今回の臨床試験は期待されています。